電力会社を選べる時代に。価格やサービスが多様に変わります。

最近よく耳にする電力自由化とは

消費者は自分に合った電力会社を選べ、電気代の節約やクリーンな電気を使えることができるようになる

最近よくテレビのコマーシャルやニュースで電力自由化という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。電気を買える企業が増えて自由に選択できるということはなんとなくわかるのですが、日常生活においてどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

電力自由化とは従来自然独占とされてきた電気事業において、市場参入規制を緩和し、市場競争を導入することです。電気料金の引き下げや電気事業における資源配分の効率化を進めることを目的としています。つまり、消費者にとっては、自分に合った電力会社を選べるようになることで、電気代の節約やクリーンな電気を使えることができるようになります。

例えば、携帯料金やガス料金とセットで電気を買うと割引き料金で利用できたり、ポイントサービスでお得に電気を購入することができます。また、地域でつくった電力や、原発ゼロエネルギーの電力など、選べる電力の質も多様化されます。ご自分の家庭環境に合った電気を購入することでいままでよりもお得に電気を使えるようになります。

万が一契約した電力会社の電力が不足しても、停電になったり供給が不安定になることはない

しかし、電力会社を切り替えたり、電気が不安定になったりしないかといった不安も当然ありますよね。基本的にどの電力会社を選んでも、電気を送る電線や設備はこれまでと同じ電力会社のものが使われます。

新電力に切り替える時には、従来の電力会社に連絡をしなくても、新電力の会社と契約手続きをするだけで可能になります。また、万が一契約した電力会社の電力が不足した場合でも、電線や設備はこれまでと同じなので、不足分は地域の電力会社が補うため、停電になったり供給が不安定になることはありません。

新規参入企業の競争の激化で電気料金の値下がりが期待できるが、長期間続く保証はない

といっても、電力の自由化がすでに進んでいる諸外国では、地域の電力会社が不足した電力を補いきれずに大停電が起きたり、発電に必要な燃料費の高騰や再生可能エネルギーの買取コストの増大による電気料金の値上がりという問題に直面しています。

日本でも自由化導入直後は、新規参入の増加による競争の激化で電気料金の値下がりが期待できますが、エネルギーの高騰の影響などにより、長期間値下がりが続くという保証はありません。

しかし、諸外国の様々な例を考慮したうえで導入される今回の電力の自由化。電力の供給安定と値下がりを同時に行うのは急には難しいかもしれませんが、わたしたちが安心して使える電気、家庭に余裕がもてる電気が使えるようになってほしいですね。そして地球に優しいエネルギーの使い方でわたしたちの生活、環境がよりよくなることを期待したいですね。

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